 |
秋の田んぼの
ボロ屋でひとり。
涙じゃないぞ、
夜露だぞ。 |
| ■ 元歌 |
| 秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ |
| ■ 解説 |
天智天皇は第三十八代天皇で、645年、蘇我氏を滅ぼし大化改新をしたことで有名。都を飛鳥(奈良県)から近江(滋賀県)へ移した。若い頃の中大兄皇子[なかのおおえのおうじ]という名前は、一度ぐらいは聞いたことがあるでしょ?
歌の出典は後撰集。しかし本来は万葉集の「秋田刈る仮庵を作り吾がをれば衣手寒く露ぞ置きにける」というよみ人しらずの歌。この歌が天智天皇の作とされたのは、農民の苦しみを思いやる理想の皇帝の姿がそこにあったから・・とか。テキトーなもんだねぇ。「かりほの庵」は作物を守るための見張り小屋。または旅人が休む仮小屋。「苫」は小屋の屋根や壁のこと。昔はカヤなどの草で作ったものだが、今はダンボールやビニール傘でも作られることも・・? 男の子は泣かないのだ。
|