MOMOSHIKI 001
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秋の田んぼの

ボロ屋でひとり。

涙じゃないぞ、

夜露だぞ。

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■ 元歌
秋の田の かりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
■ 元歌作者
天智天皇(626〜702年)
■ 解説

 天智天皇は第三十八代天皇で、645年、蘇我氏を滅ぼし大化改新をしたことで有名。都を飛鳥(奈良県)から近江(滋賀県)へ移した。若い頃の中大兄皇子[なかのおおえのおうじ]という名前は、一度ぐらいは聞いたことがあるでしょ?
 歌の出典は後撰集。しかし本来は万葉集の「秋田刈る仮庵を作り吾がをれば衣手寒く露ぞ置きにける」というよみ人しらずの歌。この歌が天智天皇の作とされたのは、農民の苦しみを思いやる理想の皇帝の姿がそこにあったから・・とか。テキトーなもんだねぇ。「かりほの庵」は作物を守るための見張り小屋。または旅人が休む仮小屋。「苫」は小屋の屋根や壁のこと。昔はカヤなどの草で作ったものだが、今はダンボールやビニール傘でも作られることも・・? 男の子は泣かないのだ。

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