MOMOSHIKI 007
007

遠い国を旅して

見上げた大空はるか。

あれは

ふるさとのお月様。

ふるさとの山に

昇ったお月様だね。

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■ 元歌
天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山に出でし月かも
■ 元歌作者

安部仲麿(701?〜770年)

■ 解説

 平城京の役人だった安部仲麿は、717年に遣唐使(留学生)として中国へ渡り、玄宗皇帝に仕えました。中国名を「朝衡[ちょうこう]」といい、中国の詩人、李白や王維らとも親しかったようです。
 出典は古今集。この歌は753年、ようやく帰国が決まり、友人たちが送別会をしてくれた時に詠んだと伝えられる歌。しかし船は難破してしまい、その後何度も帰国を試みたが果たせず、仲麿はそのまま中国で没。当時、中国へ渡るのは、今日、月へ行くより大変なことだったんだぜ!
 長年中国に暮らしただけあって、さすがに「天の原ふりさけみれば・・」という表現は、日本的というよりも大陸的なオーバーアクションって感じだよね。「三笠山」は平城京の東側にあったので東から昇る月とともに歌に詠まれることが多かった。中国大陸に出る月も、月の砂漠に出る月も、京都ポントチョに出る月も、あのアームストロング船長が踏んだ月なんだ!・・よね?

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