MOMOSHIKI 009
009

花の色が

もうあせてしまったように

私の青春も

もうおしまい。

降りつづく春の雨に

ぼんやりしちゃってさ。

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■ 元歌
花の色は うつりにけりないたづらに 我身世にふるながめせしまに
■ 元歌作者

小野小町(9世紀中期)

■ 解説

 小野小町は六歌仙、三十六歌仙の一人で、今でも美人の代名詞となっている絶世の美女。生没年、家系等ほとんど“不明”で、そこがまたミステリアス。美男子で有名だった在原業平(017番)とか、百夜通いの深草の少将宗貞(=僧正遍昭・012番)とか、恋のウワサは星の数。あぁ、かやつりてぇ、かやつりてぇ。でも、生涯独身を通したとのこと。さすがというか・・。
 出典は古今集。「古」と「降る」、「眺め」と「長雨」が掛け詞になっています。春の雨に濡れて、あせてしまった花の色と、物思いにふけっているあいだに、年をとってしまった自分の姿を掛けているのでしょう。だけどさぁ、この作者にしてこの歌ありって感じで、ちょっとハマリすぎじゃないのォ? これって本当に小野小町が詠んだのかなぁ・・。でも、やっぱりこの作者にこの歌でもって百人一首だなーって感じだわよね。他の人では困ります。

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