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風よ、
あの子が帰って行く空の道を
雲を吹き寄せ
ふさいでおくれ。
その後ろ姿を
もうしばらく見ていたいんだ。 |
| ■ 元歌 |
| 天つ風 雲のかよひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ |
| ■ 解説 |
遍昭は桓武天皇の孫で、俗名良岑宗貞。六歌仙、三十六歌仙の一人。「深草の少将」と呼ばれ、たいそう美男子だったが小野小町(009番)にはフラれてしまった。仕えていた仁明天皇の死後、35歳で出家。
歌の出典は古今集。陰歴11月の宮中での五穀豊穰を祝う宴会で、舞を舞った少女たちに「アンコール!」といった歌。だから、場所は屋内だし時間も夜、季節は秋のはず。しかし、歌のイメージ的には、「春の昼間の青い空」みたいな気がしませんか?・・と言いながら、絵では寒いところの夜の空にしてみました。へそ曲がりだね。
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