MOMOSHIKI 021
021

「これから行くよ」って言うから

秋の夜長をずっと待っていたのに

しらじら昇る夜明けの月が

アナタより先に来ちゃったわ。

・・・ックシュン!

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■ 元歌
いま来むと いひしばかりに長月の 有明の月を待ちいでつるかな
■ 元歌作者

素性法師(生没年未詳)

■ 解説

 素性法師は三十六歌仙の一人で書道家としても有名。僧正遍昭(012番)の出家前の子で、俗名良岑玄利。父にムリヤリ出家させられたらしい。お気の毒。
 出典は古今集。この歌はオンナゴコロを詠んだものなんだって。オトコを待って、秋の夜長を一晩過ごしてしまったことなのか、甘い言葉につられて、ず〜っとひたすら待っているうちに、うかうかと月日が過ぎて、「あら、もう長月(陰暦9月)じゃないのっ!(ハハノンキダネ)」ってことなのかどちらとも取れるけど、どっちにしても、そりゃ男の勝手な想像・・、いや、「妄想」だな。だいたい坊主が「オンナゴコロを詠む」ってどうよ?

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