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お月様を見ていると
無性に悲しくなったりするよねぇ。
ボクひとりだけ「秋」ってことも
ないんだけどさ。
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| ■ 元歌 |
| 月みれば ちぢに物こそかなしけれ わが身ひとつの秋にはあらねど |
| ■ 解説 |
大江千里は在原行平(016番)・業平(017番)の甥。官位は低かったがものすごいインテリだった。歌の出典は古今集。唐の詩人白楽天の「秋来只為一人長(秋来たりてただ一人のために長し)」の改作だとか。さすがだてにインテリしてないね。日本で秋が悲しい季節ってことになったのは、じつは漢詩の影響らしいよ。「秋はなにもかもが悲しいよ〜」と言っておいて「でもぼく一人じゃないんだけどね。」って「フッ」とかニヒルに笑う大江千里(?)。かっこよす。
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