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前略、神様。
この度は少々急いでおりました故、
手みやげの準備もままならず、
誠に申し訳ございません。
その代わりと申し上げるのも恐縮ですが、
この美しい紅葉を
お心のままにお贈りしたいと存じます。
早々
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| ■ 元歌 |
| このたびは 幣もとりあへず手向山 もみぢの錦神のまにまに |
| ■ 解説 |
管家とは、菅原道真の敬称。三十五歳で文章博士(学問の最高者)となる。宇多帝、醍醐帝に重用され右大臣になるが、藤原時平の陰謀で九州太宰府に左遷され、その地で亡くなった。道真の死後、京では時平やその縁者が次々と死ぬなどの異変が起こり、道真の祟りだと人々が恐れて各地に天満宮を設け、道真は学問の神様、天神様として祀られるようになった。でも生前には23人もの子供がいたというから、勉強ばかりしていたってーわけじゃないのよね。
出典は古今集。この歌が詠まれたのは左遷される前、絶好調のころ。宇多上皇の奈良への御幸にお供した時に読んだ歌だとか。神様へのお手紙みたいなものかな。
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