MOMOSHIKI 028
028

山のいなかの

冬はさびしい。

誰も遊びに来てくれないし

草さえ枯れて

一人ぼっち。

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■ 元歌
山里は 冬ぞさびしさまさりける 人目も草もかれぬと思へば
■ 元歌作者

源宗干朝臣(生年未詳〜939年)

■ 解説

 源宗干朝臣は光孝天皇(015番)の孫だが、官位も低く不遇だった。歌人としては活躍し、三十六歌仙にも数えられる。
 出典は古今集。この歌は自分が出世できないのを嘆き、その寂しさを愚痴った歌だと言われているが、印象はけっこうスカッとしていてイジイジした感じはしない。「あー誰も来ないしヒマだなぁ。」なんて、ちょっとユーモラスな感じさえも。西行(086番)いわく「さびしさにたへたる人のまたもあれな庵ならべむ冬の山里」(新古今集)・・だそうだから、西行さんがいたら仲良くできたかもね。

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