 |
初霜の降りた白い朝、
庭の白菊はどこ?
どこだかわからないけれど、
あてずっぽうにでも
折ってみようか。
|
| ■ 元歌 |
| 心あてに 折らばや折らむ初霜の おきまどはせる白菊の花 |
| ■ 解説 |
凡河内躬恒は河内地方の国造。三十六歌仙の一人で、紀貫之(035番)らとともにその才能を発揮。古今集の編纂にもあたった。
出典は古今集。この歌は貫之、公任、俊成らの歌人達には非常に評判が良かった歌だが、明治の歌人正岡子規には「一文半文の値うちも無之駄歌に御座候」とこき下ろされている。たしかにいくら霜がおりたからって、菊の花と見分けがつかないなんてことはありえない、そんなの嘘に決まってる。しかしこの時代の歌にリアリティーを求めてもねぇ。私なんか目が悪いから、本当にそういうことにもなりかねない・・かもよ。
|