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海峡を渡る舟が
梶を無くしてしまったら
舟はいったい何処へ行ってしまうの?
波にのまれてゆらゆら揺れて・・。
そんな風にこの恋の行方も
まったくわからないのさ。
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| ■ 元歌 |
| 由良の門を 渡る舟人かぢを絶え ゆくへも知らぬ恋のみちかな |
| ■ 解説 |
曽禰好忠は三十六歌仙の一人だが、下級官吏で生涯不遇だった。自尊心が強くストレートな性格で、世間からは「ナマイキなヤツ」と思われていたらしい。それが災いしてか、その斬新な歌風も当時の歌壇では不評だった。しかし、没後平安後期の革新的な歌人達によって高く評価された。
出典は新古今集。「由良」というのは紀淡海峡の由良。「・・かぢを絶え」の序で具体的な風景が広がって、下の句で初めて恋の歌だとわかる意外性。近頃じゃタクシーにもみんなカーナビが付いてますねぇ。確かにあれは便利。でも、カーナビがないと道がわからないタクシーっていうのも何だかねぇ・・。
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