MOMOSHIKI 060
060

いく野は遠い道ですから

天橋立には行けません。

そこからの手紙も届きません。

アシカラズ。

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■ 元歌
大江山 いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立
■ 元歌作者

小式部内侍(生年未詳〜1025年)

■ 解説

 小式部内侍は和泉式部(056番)の娘で、母と同じく中宮彰子に仕え、母譲りの聡明な美人だった。しかし25歳くらいで惜しくも亡くなってしまった。
 出典は金葉集で有名なエピソード付の歌。母である和泉式部が丹後(京都北部)に行っている時、当時15歳だった小式部内侍が歌合に呼ばれ、藤原定頼(064番)が「歌合に出す歌はもうお母さんから届きましたか。」とからかった。すると即座に彼女はこの歌を詠み、定頼は返歌もできず逃げてしまったとさ。

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