 |
いく野は遠い道ですから
天橋立には行けません。
そこからの手紙も届きません。
アシカラズ。
|
| ■ 元歌 |
| 大江山 いく野の道の遠ければ まだふみもみず天の橋立 |
| ■ 解説 |
小式部内侍は和泉式部(056番)の娘で、母と同じく中宮彰子に仕え、母譲りの聡明な美人だった。しかし25歳くらいで惜しくも亡くなってしまった。
出典は金葉集で有名なエピソード付の歌。母である和泉式部が丹後(京都北部)に行っている時、当時15歳だった小式部内侍が歌合に呼ばれ、藤原定頼(064番)が「歌合に出す歌はもうお母さんから届きましたか。」とからかった。すると即座に彼女はこの歌を詠み、定頼は返歌もできず逃げてしまったとさ。
|