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淡路島から通って来る千鳥の
悲しげな鳴き声に
今夜もまた
目を覚ましてしまうだろう
須磨の関守は。
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| ■ 元歌 |
| 淡路島 かよふ千鳥のなく声に 幾夜ねざめぬ須磨の関守 |
| ■ 解説 |
源 兼昌は12世紀初期の人で、官位もたいしたことはなく歌人としての記録もあまり残っていない。『源氏物語』の須磨の巻を読んで、その描写にいたく感動してこの歌を詠んだとか。定家(097番)はこの歌をかなり気に入っていたらしく、これを本歌取りした定家の歌もある。
出典は金葉集。またまた関係のない話しではあるが、うちのわがまま猫たちの、出せの入れろの暑いの寒いの腹減ったのの声で、幾夜ねざめさせられとるかわからんよ、私は。
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