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おや、ほととぎす。
でも
空にはただ
夜明けのお月様。
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| ■ 元歌 |
| ほととぎす 鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる |
| ■ 解説 |
後徳大寺左大臣、本名藤原実定は、右大臣公能の子で定家(097番)のいとこ。1189年に左大臣となる。歌の出典は千載集。だけど、「だからなんなのさっ!」と言いたくなるような歌だよね。江戸狂歌の蜀山人は「ほととぎす鳴きつるあとにあきれたる後徳大寺の有明の顔」なんて言っちゃってるし、きっとみんなそう思ってしまうんだろう。ホトトギスは明け方の声が風流とされ、それを聞くために徹夜して待ったとか。とにかくこの時代のお貴族様方はヒマだね。
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