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未来になれば
「今」も思い出。
忌まわしい過去も
今は「思い出」なんだから。
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| ■ 元歌 |
| ながらへば まだこの頃やしのばれむ 憂しと見し世ぞいまは恋しき |
| ■ 解説 |
藤原清輔朝臣は左京大夫顕輔(079番)の子。歌の家元六条家を継いで『奥義抄』という歌論を書いたけど、父親とは仲が悪かったらしい。二条帝の命で「続詞花集」を編纂。しかし、完成の直前になって二条帝が亡くなってしまい、「続詞花集」は勅撰集としての日の目を見ないでしまった。
出典は新古今集。この歌はなかなか出世できないで嘆いている友人を慰めるために詠んだといわれているが、自分自身の不運も慰めているようだ。未来から現在、現在から過去という視点の変化に注目! そう、そうだよ。死ぬほどいやなことがあったって、時が思い出に変えてくれる。
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