 |
あなたに見せてあげたいものだわ
涙色に染まった私の袖を。
雄島の海女の袖でさえ
どんなに濡れても
色までは変わらないのに。
|
| ■ 元歌 |
| 見せばやな 雄島のあまの袖だにも 濡れにぞ濡れし色はかはらず |
| ■ 解説 |
殷富門院大輔は12世紀後半の女流歌人で、後白河天皇の第一皇女亮子(殷富門院)に仕えた。俊恵法師(085番)の歌林苑の常連で、寂蓮(087番)や西行(086番)と親交があった。彼女は歌を詠むのがものすごく早くて、次々とたくさん詠むことができ、「千首大輔」というニックネームを付けられていたほど。
出典は千載集。「雄島」は宮城県松島群島の島のひとつ。涙で色が変わった袖ならまだいいけど、鼻水でテカテカだったりしたらいやだな。・・失礼しました。
色が変わるといえばアジサイ。アジサイの花びらに見える部分は、本当はガクなのよ。土壌のpH濃度やアルミニウムイオン量によって色が変わり、咲き始めから咲き終わりまでにも色が変化する。漢字で「紫陽花」って書くけど、実は紫陽花は別の花なんだって。アジサイの豆知識でした。
|