MOMOSHIKI 090
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あなたに見せてあげたいものだわ

涙色に染まった私の袖を。

雄島の海女の袖でさえ

どんなに濡れても

色までは変わらないのに。

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■ 元歌
見せばやな 雄島のあまの袖だにも 濡れにぞ濡れし色はかはらず
■ 元歌作者

殷富門院大輔(生没年未詳))

■ 解説

 殷富門院大輔は12世紀後半の女流歌人で、後白河天皇の第一皇女亮子(殷富門院)に仕えた。俊恵法師(085番)の歌林苑の常連で、寂蓮(087番)や西行(086番)と親交があった。彼女は歌を詠むのがものすごく早くて、次々とたくさん詠むことができ、「千首大輔」というニックネームを付けられていたほど。
 出典は千載集。「雄島」は宮城県松島群島の島のひとつ。涙で色が変わった袖ならまだいいけど、鼻水でテカテカだったりしたらいやだな。・・失礼しました。
 色が変わるといえばアジサイ。アジサイの花びらに見える部分は、本当はガクなのよ。土壌のpH濃度やアルミニウムイオン量によって色が変わり、咲き始めから咲き終わりまでにも色が変化する。漢字で「紫陽花」って書くけど、実は紫陽花は別の花なんだって。アジサイの豆知識でした。

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