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待っても来ない人を待つ。
夕なぎに焼く藻塩のように
今、身もこがれて
それでも私は待ち続ける。
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| ■ 元歌 |
| こぬ人を まつほの浦の夕なぎに 焼くや藻塩の身もこがれつつ |
| ■ 解説 |
権中納言定家は、本名藤原定家で俊成(083番)の子。鎌倉前期、新古今時代を代表する歌人で古典学者。百人一首の撰者であるとともに新古今集、新勅撰集の中心的撰者だった。
出典は新勅撰集。さすがに古典学者・定家の歌、万葉集の長歌の一節に「夕なぎに藻塩焼きつつ海乙女・・」というのがあって、それを本歌どりしている。「まつほの浦」は歌枕になっている淡路島の松帆の海岸。撰者である定家自身の渋〜い自信作というところかしら。犬にはちゃんと「まて」を教えましょうね。
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